深い海

間接照明を点けて寝るようになったのはいつ頃だろう 深夜1時外から夏特有のよくわからない虫の声が聞こえてくる 隣人の生活音と家電の稼動音 自分の肌をかく音さえも響く夜 息が苦しくて仕方ない夜 要因なんてあり過ぎてわからないが、突き飛ばされるギリギリを耐えている、そんな感じだ ガタン(隣人のドアを閉める音)狭い価値観のまま死にたくないなと思う 別に死にも生にも執着していないし、本当かはわからないがとりあえず死にたくはないな位の覚えだが、哀れと思われたくはない 自問自答を日々重ね過ぎな点もあると思うが 歳を重ねるということは十代特有の嫉み劣等感破壊衝動、その全部の感覚を鈍感にすることではないかとも思う まだ20なのだけれど マージナルマンとはよく言ったものだ

話は今日にシフトする  南瓜とマヨネーズ 月と雷 の映画 never young  beachのレコード お気に入りの喫茶店でのナイトシアター まだ手元には無いけど良いものが増えていく 昨日と今日は対になっているようだ andymoriは、いつも最低最高最低だと歌っている 全くそうだ ねっとりした幸福など私には味わえない すごい速さで過ぎてゆくそれを私は捕まえなくてはいけない人生なのだと思う 

好きなバンドはもうすぐ解散するし、謝りたい人は死んでる 最期に会えなかった犬も異動した好きだった人も、もう居ないけど 私には何にもないけど、わからないけど いつも最低最高最低 仕方ない 蒼き日々は終わらない